Good-by Seventeen

どうなってんだよ

ぎこちなさ

ハロウィンの日、渋谷でバイトだった。

先日の渋谷での騒ぎを受けて、うちの店舗は一時間早く閉店した。帰るとき危ないからって、安全を考慮して。

その為なのかいつもより社員さんが1人多くて、バイトの人達みんなと固まって帰ってったんだけど、

みんな何か騒ぎに辟易しつつも非日常がちょっと楽しそうで、

でも私だけ方向が違うし改札がすぐ側だっから、お疲れ様ですーって1人帰ったんだけど、
何でちょっと見ていきますーってみんなについてかなかったんだろうってバクバクしてる。何なんだ。変なの。


帰る前、冗談で見に行こっかなって言った時「いや見なくていいよ笑」って社員さんに言われたけど、いざ1人帰ると、2度とない貴重な体験を逃した気がして、なのか、心臓がバクバクして変だ。


みんなと別れて、改札に向かう間も、やっぱり踵を返してついていこうかなって思ったけど、社員さんに「気をつけて帰ってね」って手を振られた後だから行くわけにもいかなくて、でも電車乗ってからもバクバクが止まらなかった。



いやもう全然くだらない。全然どうでもいいことなんだけど、だってもうきっとこんなことないじゃない。
社員さんも一緒に、うわーとか言いながらちょっとハラハラして歩くの。来年はもう社会人でこのバイトはやってないし。




何なのかよくわからなかったけど、そうか、これは、寂しいのか。ただの寂しさにこんな動揺してしまった。

一人だけみんなと帰れない寂しさと、来年にはいない、2度とこの人達とハロウィンは迎えられないって寂しさが変な方に表れただけなんだ。




なんか、いつもこうだ。ここぞという時の選択をミスる。特別を逃す。よくわからないことに動揺する。


ほんの些細なことに自分の人としてのぎこちなさを見るようで嫌だ。




考えすぎってすごいなー。